巣鴨の地域猫、はなちゃん
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ノエル(仮名)はのどが渇いていた。容器の水はぜんぶ飲んでしまったが、まだとても飲み足りない。しばらく、水を探してさまよい歩いた。そして視線を上げると、何か光るものが見えた。
これはなんなのだ。とりあえず、上のほうへ登ってみた。そこには、求めているものが、静かに上品に存在していた。思わず口をつけてみた。
「×××××!!」
突然、横から大きな音がした。いつも自分が面倒を見てやっている動物の声だが、何を伝えようとしているのか分からない。
ノエル(仮名)はのどが渇いていたが、今はその欲望を満たし、少しだけ満足している。(1996年)
※本作品の背景における商標「MAMA POCKETY」の使用につきましては、ライオン株式会社ベターリビング事業推進部の承諾を得ております。(制作年当時)
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